薄毛の悩みは大人だけのものではありません。
子どもは多感な時期だからこそ、外見の少しの違いは悩みの種になりやすいです。
特に髪は人から見られていることが気になりやすい部分ではありますので、一度悩みが生まれるとなかなか解決しないものです。
ここでは子どもたちに起こりうる薄毛の原因を、4つの世代に分けて簡単にまとめています。
乳幼児を育て中の親御さんから、中高生の皆さんのご参考になれば幸いです。
５、子供が薄毛になる原因4選！
５−１. 乳児の薄毛の原因
５−２. 幼児から小学生の薄毛の原因
５−３. 中学生の薄毛の原因
５−４. 高校生の薄毛の原因
５−１. 乳児の薄毛の原因
生まれたばかりの赤ちゃんは、すごい勢いで新陳代謝を繰り返し成長していきます。
頭皮の新陳代謝も活発になると髪の生え変わりが見られます。
その中の一つが新生児生理的脱毛です。
新生児期から生後6ヶ月までに見られる現象で、赤ちゃんの前頭部から頭頂部までの細く柔らかい毛が抜けていきます。
授乳と睡眠がきちんととれる健康的な赤ちゃんであれば、
新しい毛に生え変わるまで個人差がありますがきちんと生えてきます。
もう一つが乳児期後頭部脱毛です。
自分で寝返りもできない赤ちゃんは基本的にはずっと同じ姿勢です。
赤ちゃんは仰向けで寝ていますので、後頭部が枕と常に接している状態になります。
そのため、枕との摩擦が刺激となり後頭部の毛髪が抜け落ちてしまいます。
最初は驚くかもしれませんが、成長とともに髪の毛も生えそろうので心配ありません。
５−２. 幼児から小学生の薄毛の原因
幼児から小学生の時期は体が著しく発達する時期です。
ただ、一方で何らかの原因で頭皮に脱毛症の影響が出てくることがあります。
一つは「円形脱毛症」。年齢関係なく幼児でも発症する病気です。
世間によく知られている通り精神的ストレスが主な原因と考えられていますが、自己免疫疾患が原因という説もあります。
次に「抜毛症」。これは体毛を抜く癖で本人に自覚がないまま、無意識に抜いてしまいます。
「抜毛症」が頭髪に発症していると部分的に脱毛が見られます。
原因としては、欲求不満などの精神的ストレスが主な原因と考えられています。
三つ目は「頭部白癬(とうぶはくせん)」です。
これは、幼児に見られる脱毛症です。白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)の一種が頭皮に感染し繁殖することが原因です。
白癬菌は小動物やネコに住み着いていることも多く、ご自宅でペットを飼っている方は注意が必要かもしれません。
白癬菌は体の他の部位に感染したり、他人にも感染しますのですぐに医療機関による診断を受けましょう。
５−３. 中学生の薄毛の原因
中学生の時期は体が大人に近づき、心の成長も見られる反抗期に入る時期でもあります。
体型が男性・女性に変化していきますから、男性ホルモン・女性ホルモンも分泌量が増えていきます。
それによりホルモンバランスが乱れると、精神的に不調をきたします。
また、中学生の多感な時期は人間関係や勉学によるストレスも感じやすいものです。
精神的ストレスはヘアーサイクルにも影響を与え、脱毛の原因となります。
その他にも生活リズムが崩れたり、食生活が乱れたりすることでもヘアーサイクルが崩れます。
きちんとした規則正しい生活と栄養バランスの取れた食事、適度な運動をすることで、
精神的ストレス以外の薄毛の要因を取り除いておくように心がけましょう。
５−４. 高校生の薄毛の原因
高校生の時期になると体としての成長が終わり、体つきもしっかりします。
一方で心の成長はまだ途中で、中学生の時期以上に様々な精神的ストレスを抱えることになります。
例えば、恋愛や進学の悩み、友達関係や将来への不安、外見的コンプレックスなど。
ストレスの負担が大きいと「円形脱毛症」の原因となります。
また、体はストレスを抑えるために抗ストレスホルモンを分泌しますが、
過剰に分泌されると血糖値を上昇させ、肥満や糖尿病、心筋梗塞や脳卒中のリスクも出てきます。
そうなると、血行不良のために頭皮に栄養が行き渡らなくなり、髪の成長が妨げられ薄毛の原因にもなります。
悩むことは人間の性なので、精神的ストレスを全て解消させることは不可能ですが、
運動するなど自分なりのストレス発散方法を見つけるなどしてストレスに対応できるようにしましょう。
薄毛の原因について他にも記事を書いています。
０、薄毛の原因TOP！
１、気がついて！薄毛の前兆8選！
２、対策が必要な薄毛の原因18選！
３、男性が薄毛になる原因22選！
４、女性が薄毛になる原因16選！
５、子供が薄毛になる原因4選！
６、薄毛の原因が知りたい！薄毛の原因の相談集！
